立原えりか「雪むすめ 立原えりか童話集」(思潮社)=105円

booby-bookstall2006-08-23

1969年1刷。装幀・挿絵/渡辺藤一。

午前、トースト、アイスラテの朝食をとり歩いて高円寺。6時過ぎ発、中央線、中央本線を乗継いで、松本に11時少し前着。青春18キップ4回目はA定食と古本の旅。大学卒業してからすぐ2回程訪れた以来10数年ぶりか。大きな道とビルで分断されてすっかり変わってしまった駅前周辺を抜け、女鳥羽川沿いを大学方面に歩くと風景はあまり変わっていない気がする。陽射しは暑いが空気は乾いていて吹く風は涼しい。そういえば夏も夜は掛け布団をして気持ちよくぐっすり寝ていたのを思い出した。

昼、学生時代一番よく通った「かのう」で昼食。全制覇したメニューからもちろん一番よく食べたA定食。鳥の唐揚げ、コーククリームコロッケのセットで付け合わせは千切りキャベツとスパゲティサラダ。それに豆腐とワカメの味噌汁、たくあんが付いて480円。10数年前は300円だった。昔より鳥の唐揚げが大きいような気がする。何週か遅れの週刊誌を読みながら、醤油とソースがからまった千切りキャベツとスパゲティサラダをもそもそと食べていると完全に学生時代にタイムスリップした感じ。「10数年ぶりに来ました」なんてもちろん言えず、明後日ぐらいにまた来る感じでお膳を下げながら「ごちそうさま」と支払いをすませ店を出る。このまま授業をさぼってパチンコにでも行くかという気分。

午後、大学経由でまた駅前に戻る。まだあるもの、もうないものを確認しながら古本屋を5、6軒廻ったが収穫はなし。バイトしていた映画館、新刊本屋もなくなっていてちょっと気が沈む。「まるも」で休憩。ほんとうは「無伴奏」に行きたかったがこれも無くなっていた。コーヒーフロートで気分を落ち着けてから、念のために押さえで調べておいた少し郊外のブックオフへ。ここでやっと収穫2冊。竹風堂で嫁へのおみやげに栗おこわと栗水ようかん、プチグルメで自分が車内で食べる用にミックスサンドを買って、松本5時過ぎ発、中央本線、中央線と乗継いで、中野に10時過ぎ着。揚げ物とブックオフの信州旅行終了。